広島県出身の日本画家 行近壮人（ゆきちかそうじん）、本名壮一の「静湖」の題の日本画で鑑定書がついています。静かな湖面に連峰と森が反射した落ち着いた構図です。本紙は絹本でマクリ（捲り）状態で表装はしてありません。絵画部分は良好ですが、端部に一部欠けがあり、写真のように掛け軸台紙につけ丸めて保存しておりましたので巻き癖は付いています。額に入れれば問題ないと思います。大きさ約　横５４．５センチ、縦５０．５センチ。行近壮人が本名である壮一を名乗っていた頃の作品です。同人は生涯では日展に２６回入選していますが、鑑定書には日展６回入選とありますように、まだ若いころの作品で、若年有望作家と記されております。作家：行近壮人（ゆきちかそうじん）1923年（大正12年）広島県に生れる本名は壮一師・児玉希望　日展特選１回、日展無鑑査１回、日展入選２６回日春展奨励賞、日春展入選１５回、文化庁選抜展個展５回　元日展会友。2006年　逝去、享年83歳長期保存品であることを充分ご理解の上、ご購入下さい。箱はありませんので、緩衝材に入れてお送りします。